天然真珠と養殖真珠の違い

貝が生み出す本物の真珠には「天然真珠」と「養殖真珠」があり、現在、宝飾用に販売されている真珠ネックレスなどは殆どが“養殖真珠”です。こちらのページでは、両者の違いについてご説明いたします。

イミテーションパールとの違いについてはこちらをご覧下さい

天然と養殖、その違いについて。

アコヤ貝と真珠天然真珠と養殖真珠は、貝が真珠を作り出す契機において人が関わっているか関わっていないかという点で区分されます。

■天然真珠とは
人が全く関わらず偶発的に自然に貝が生み出した真珠。
■養殖真珠とは
人の手で母貝に核入れ等をして貝が生み出した真珠。

さらに細かく言うと、養殖真珠は、母貝となる真珠貝も質の良いものから選ばれており、核入れ後は大切に管理され育成されます。天然真珠はこれら人為的介在がまったくない状態で、自然発生した真珠なのです。

高嶺の花だったパールジュエリーは、養殖真珠でより身近なものに。

160cmロングパールネックレス貝から産出する天然真珠は万に一つとも言われ、採取できたとしても、色や光沢も不ぞろいで、形はバロックなどいびつなものが多く、粒をそろえて真珠ネックレスを仕立て上げるにはとても困難です。 養殖のあこや真珠でさえ、キズのない美しい虹色の光沢を放つ真珠はごく一部しか採れませんので、上質な天然真珠がいかに希少かが伺えます。

そのため養殖技術がなかった時代において、パールをあしらった宝飾品は一部の王族貴族しか身に付けられない非常に高価なジュエリーでした。しかし、明治中期から日本で始まった養殖技術によって真珠の宝飾品はより身近なものとなったのです。

天然真珠も養殖真珠も、どちらも貝が生み出す美しい宝石。

現在では、世界各地で様々な種類の真珠の養殖がおこなわれ色や大きさもバラエティーに富み、一般庶民でも好みの真珠を気軽に身に付けられるようになりました。その一方で、希少価値の高い天然真珠があたらめて注目を集めていると言われています。

自然が偶発的に創造した希少な天然真珠ならではの美しさも、人と自然が生み出す養殖真珠ならではの端正な美しさ…どちらも特有の美しさがあり、愛でるに等しい宝石といえるのではないでしょうか。